心に届く歌を歌うにはうまい必要はあるのか?
あなたはどお思いますか?
僕の答えはNO。必要ないと思っています。
たとえば下手な唄でも、母親が愛情をこめてわが子の背中をポンポンたたきながら子守唄を歌っているとしましょう。
きっと子供の心にはこの上ない平安と信頼、そして愛情を感じながらスヤスヤ眠るのだと思います。
じゃあ、歌を磨くこと、歌が上手になる努力は無駄なのか?
僕はこれに対してもNOと言います。
あなたがステージの上で心を、気持ちを伝えるメッセンジャーとしてそこに立つならば、あなたは最善の努力をもって自分の持っている楽器を奏でなければなりません。
あなたの声は立派な楽器です。
あなたがピアノ奏者なら、又はバイオリン、ギター、縦笛奏者であっても、練習をしないでそこに立つことはある意味聴く人を馬鹿にしていることになるし、伝えたい気持ち、心、メッセージに対する冒とくになります。
歌の鍛錬は、聞く人たちへのリスペクト(敬意)、メッセージに対するリスペクト、そして自分自身へのリスペクトだと思っています。
そしてより良く、聞く人の心に届くようにするための努力なのだと思います。
私のボーカルスクールの発表会で、前もって生徒の皆さんに告げたこと、それは・・・
『テクニックとか技巧的なことの練習は家で、又はレッスンの時でやる。でもひとたび人前に出たなら、ステージに立ったら、ただただ前にいる人たちにメッセージを伝える事だけを考えて歌ってください。』
ステージでテクニックの事を考えるのはNGです!!
それが自然に出てくるように練習する、それがレッスンです。
その練習が、呼吸法であったり、テクニックに関することであったり、声がもっと大きくなるような練習、声が綺麗に出せる練習、又はピッチが良くなるようになる練習、しゃくりや、こぶし、エッジボイスや、ヒーカップと呼ばれるクライ(泣き)の練習等々、なんであっても、ステージで考えながらやるのはNG なんです。
ステージに上がったら、すべてを忘れて気持ちを、心を注ぎだす、それが出来ていなかったら、それはどんなに上手に歌えても、魂の宿らない歌、形だけの歌、心のこもらない死んだ歌になり下がります。
聖書の言葉で、『たとえ私が天使たちやみ使いたちの言葉をしゃべれたとしても、もし愛が無ければ、それは騒がしい鐘の音、虚しく響く雑音のようだ。』という言葉があります。
『愛が無ければ一切は無益』なのです。
歌も同じように、そこに愛が無ければ、心を動かすメッセージがなければ、そこにはあまり意味がありません。
自己満足でいいなら、ひとりカラオケで歌っていればいいと思います。
さて、ちょっと厳しいことを言いましたが、これは自分に対する戒めとしても書いています。
ある生徒さんが、『昔は伝えたい気持ち一心で歌を歌っていたけど、最近のステージでは上手く聞かせようとしてばかりで、初心を忘れている自分に気付いた』と話してくれた方がいました。
僕はもっとこのことについて皆さんにちゃんと伝えていないといけなかったなって、心から悔いました。
教えたい一心で、テクニカルなことばかりに気を取られるほど、歌うことの本当の意味を十分に伝えられていなかった自分はボーカルコーチとして本当に力不足で不十分だったなって・・・
なので、うまくそこが伝わっていなかったならごめんなさい。
もっともっと歌の深みを伝えられるように、歌う楽しさが伝わるようにレッスンも工夫していきたいって思っています!
さて、お知らせです!!
マイボイスボーカルスクール2回目となる発表会ライブが6月4日(土)と5日(日)に開催されます。
今回は人数が多いので2日間に分かれます。(予定)
場所は前回と同じ那覇市首里にあるライブ喫茶アルテ崎山さんにて!
時間などの詳細は後日お知らせします!!
ちなみに第一回目の発表会では10人の生徒さんが気持ちいっぱい、愛いっぱいに歌を披露してくれました❢❢
本当に皆さんの事を誇りに思いました(^^)❢❢
きっと今回も、たくさんの失敗やアクシデント、歌詞を飛ばしたりいろんなハプニングがあることでしょう。
でもきっとみんな愛いっぱいのステージを造り上げてくれると信じています(^^)♪
それでは~~~
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https://myvoicekazuto.amebaownd.com/
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